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物流の「2024年問題」に対する位置管理システムの活用

物流の2024年問題

昨今、連日ニュースで取り上げられている物流の「2024年問題」。この問題への対策の一環として、『物品位置管理IoTサービスXeye(クロスアイ)』(以下、『Xeye』)を活用したいというお問い合わせも増加しています。そこで、今回は実際にお客様から頂いたお声を元に、「2024年問題」への対策としての『Xeye』活用例をご紹介します。

物流の「2024年問題」とは?

車両運行管理

物流の「2024年問題」とは、働き方改革関連法によって、2024年4月1日以降、自動車運転業務における時間外労働時間の上限が、年間960時間に制限されることで発生する諸問題のことを指します。

具体的には、運送会社の売上・利益減少、トラックドライバーの労働時間・給料減少、トラック輸送リソース減少等が挙げられます。このまま対策を講じなければ輸送能力が不足し、2030年頃には従来の3割以上の輸送ができなくなるとも言われています。

これら諸問題への対応にあたり、業務の見直しや効率化、生産性の向上が急務であり、そのためには業務のデジタル化、ITツール導入等も有効な手段となります。

『物品位置管理IoTサービスXeye(クロスアイ)』とは?

『Xeye』とは、製造業、物流業、建設業等の様々な現場で発生している「モノを探すムダ」をなくすためのクラウドサービスです。
スマートフォン、QRコード、バーコード、RFIDタグ、GPS測位デバイス、ビーコン等の各種ツールを、現場の運用に合わせた最適な組み合わせで提供し、管理したいモノの位置を可視化します。
WEBやスマートフォンアプリで、何がどこにあるかをリアルタイム把握できることで、あらゆる場面での業務効率化に繋がります。

物流の「2024年問題」への『Xeye』活用例

トレーラーシャーシの位置管理

ターミナル内トレーラーシャーシ管理

内航フェリー・RORO船ターミナル内でのシャーシ位置管理の問題点

  • ターミナル内でのシャーシの位置管理が困難(電源がないため)
  • 船積時や下船後受取時に、ドライバーがシャーシを探し回ることがある
  • 位置管理のために、確認要員がターミナル内を巡回する必要がある

シャーシの稼働、船積状況把握の問題点

  • シャーシが物流センター、港のどちらにあるかリアルタイムに把握できない
  • シャーシの位置把握ができず、ドライバーの非効率な走行が発生している
  • 空シャーシの行方が不明なまま滞留し、稼働率が低下する

『Xeye』活用方法

トレーラーのヘッド側は電源供給が可能なため、デジタコ等で管理されていますが、ヘッドから切り離されたシャーシは、電源が無いため、リアルタイムでの管理が難しくなります。
そこで、『Xeye』では、電池駆動可能な『自動測位ユニット』というGPS測位デバイスを取り付けることで管理を実現しています。

シャーシへの自動測位ユニット取付

<運用イメージ>

  1. 管理したい対象のシャーシと自動測位ユニットのIDを紐づける
  2. 自動測位ユニットをシャーシに取り付ける
  3. (船内の位置も管理する場合は)船内の壁や柱にビーコンを取り付ける
  4. シャーシが一定時間静止したタイミングでGPSもしくはビーコンで位置情報を取得し、自動的にデータをクラウドへ送信する
  5. どの「シャーシ」が「どこ」にあるかを、WEBやアプリでマップ表示や一覧表示で可視化
  6. 5を確認すれば、ドライバーがシャーシを探すムダがなくなる

>>>「オーシャントランス株式会社様」シャーシ位置管理の導入事例

工場、倉庫内の出荷前製品位置管理(ロケーション管理)

ロケーション管理

出荷前製品管理の問題点

  • 工場や倉庫内で製品のロケーション管理が徹底できておらず、出荷時に対象製品を探すのに時間がかかる
  • 上記によってトラックドライバーの荷待ちが発生している

荷待ち

『Xeye』活用方法

多品種少量でサイズがバラバラの製品を保有している現場では、製品ごとの置場を固定できず、空いた場所に製品を置いていく、フリーロケーションでの管理が採用されることが多いです。
その場合、保管効率は上がるものの、出荷時のピッキングで何がどこにあるかが分からず、探す時間が発生してしまうデメリットもあります。
このような出荷業務の非効率さによって、トラックドライバーの荷待ちが生じます。

『Xeye』では、フリーロケーションでの管理をシステム化することで、日々の運用から製品の置場を可視化し、出荷業務の効率化に繋げます。

屋内での手動管理

<運用イメージ>

  1. 管理したいモノにバーコード、QRコード等の個体識別情報(※1)を貼り付ける
  2. 屋内でモノを管理したい場合は、柱や壁にビーコンや位置用QRコードを取り付ける
  3. モノを移動させた時に、スマートフォンアプリを利用して、個体識別情報を読み取る
  4. 3で読み取った情報と、スマートフォンで取得した位置情報(※2)をアプリ側で紐づけてデータをクラウドへ登録
  5. 「何」が「どこ」にあるかを、WEBやアプリでマップ表示や一覧表示で可視化
  6. 5を確認すれば、出荷時に探すムダがなくなる

(※1)モノを一意に判別できるID
(※2)スマートフォンのBluetoothでビーコンの電波を受信、または位置用QRコードを読み取り


物流の「2024年問題」は、多方面に深刻な影響を及ぼしうる大きな問題ですが、それに対応するためには、運送事業者や荷主事業者が相互に協力し、できることから対策を講じていくことが重要になります。
その際に『Xeye』が少しでもお役に立てれば幸いです。

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