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Xeyeの屋内ロケーション管理方法3選

屋内ロケーション管理

『物品位置管理IoTサービス Xeye(クロスアイ)』(以下、Xeye)は、屋外と屋内の両方でお使い頂けることが特徴です。今回は、GPS等の衛星測位が使えない屋内の現場で、ロケーション管理する方法を3パターンご紹介します。

ビーコンを活用する方法

屋内駐車場の柱に取り付けたビーコン

運用イメージ

  1. 管理したいモノに物品用QRコードを取り付ける。
  2. 工場や倉庫等の壁や柱に5~20m間隔でビーコンを取り付ける。
  3. ビーコンと位置情報(工場や倉庫内の番地、ブロックを事前に定義)を紐付ける。
  4. モノを移動させた時に、作業担当者はスマートフォンで物品用QRコードを読み取る。
  5. その際に、BLE(Bluetooth Low Energy)通信によって、スマートフォンで近くのビーコンの電波を受信し、物品用のIDと紐づけて位置情報をクラウドへ送信。
  6. 何がどこにあるかが、マップや一覧で可視化される。(※マップは実際の工場や倉庫に合わせたものを登録可能)
  7. 6を確認すれば、モノの位置がリアルタイムで把握でき、探すムダがなくなる。

ビーコンを使った屋内ロケーション管理

メリット

  • スマートフォンで物品用QRコードを読み取った時に自動でビーコンの電波を取得して位置登録可能

デメリット

  • ビーコンの設置間隔(5m~20m程度)でのゾーン管理となるため、どの棚の何段目という細かい位置把握は難しい
  • 金属の多い環境では、電波の反射や緩衝等により狙い通りの管理ができないことがある
  • ビーコンの購入、設置が必要

QRコードを活用する方法

棚に貼り付けたQRコードとモノのに貼り付けたQRコード

運用イメージ

  1. 管理したいモノに物品用QRコードを取り付ける。
  2. 工場や倉庫等の壁や柱、棚に位置用QRコードを取り付ける。
  3. 位置用QRコードとロケーション情報(工場や倉庫内の棚番地、ブロックを事前に定義)を紐付ける。
  4. モノを移動させた時に、作業担当者はスマートフォンで位置用QRコードと、物品用QRコードの両方を読み取る。
  5. スマートフォンでロケーション情報と物品用のIDを紐づけてクラウドへ送信。
  6. 何がどこにあるかが、マップや一覧で可視化される。(※マップは実際の工場や倉庫に合わせたものを登録可能)
  7. 6を確認すれば、モノの位置がリアルタイムで把握でき、探すムダがなくなる。

QRコードを使った屋内ロケーション管理

メリット

  • スマートフォンとQRコードのみの利用で比較的安価に導入可能
  • 位置用QRコードの設置の仕方によって、棚の何段目等の細かい位置把握が可能
  • 金属の影響を受けない

デメリット

  • 位置登録の際にQRコードを2種類読み取る必要がある
  • 柱や棚が無い広い場所では、位置用QRコードの取り付けが難しい(※床に貼り付け可能なラベルシール等は存在する

RFIDタグを活用する方法

RFID

運用イメージ

  1. 管理したいモノに物品用RFIDタグ(※UHF帯パッシブタグ)を取り付ける。
  2. 工場や倉庫等の壁や柱、棚に位置用RFIDタグ(※UHF帯パッシブタグ)を取り付ける。
  3. 作業担当者がスマートフォンと小型RFIDリーダーを携行(ポケットに入れる、腕に装着、台車に取付等)していつも通り作業する。
  4. 小型RFIDリーダーが近づいたタイミングで、自動的に物品用RFIDタグと位置用RFIDタグの両方を読み取りクラウドに送信する。
  5. 何がどこに何個あるかが、マップや一覧で可視化される。(※マップは実際の工場や倉庫に合わせたものを登録可能)

位置用RFIDタグの屋内ロケーション管理

メリット

  • モノを移動した際に意識的に読み取ることなく、自動的に物品用と位置用のRFIDタグを読み取り、登録が可能
  • RFIDタグを一括読み取りすることで、棚卸しを効率化できる

デメリット

  • どの棚の何段目というような細かい位置把握は難しい
  • 金属の多い環境では、電波の反射や緩衝等により狙い通りの管理ができないことがある
  • 専用のリーダ/ライタの購入や電波利用申請が必要

以上のようにお客様の状況に合わせて様々なパターンでXeyeをご提供しています。どれが適しているか分からないという場合は、複数のパターンで無料トライアルを実施頂くことも可能です。まずはお気軽にご相談下さいませ!

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