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車両製造現場での車両の位置管理

自動車製造工場イメージ

自動車の製造現場というと、緻密に管理された生産ラインを整然と車両が流れていくようなイメージを持たれるかもしれません。そのように、ライン上で生産される車両は、位置管理の必要が無いですが、車両製造の現場でも車両の位置管理が独自に必要になる場合があります。

『物品位置管理IoTサービスXeye(クロスアイ)』を運営する当社が、あらゆる自動車メーカーのお客様から課題をお聞きする中で、Xeyeの活用が有効だと感じた場面をご紹介します。

車両製造現場での車両管理の課題

開発(試作・評価)段階の車両の位置管理

開発段階の試作車両で、走行試験、衝突試験等の、試験対象となる車両は、生産ラインには入らないため、数百台から数千台程度の試験用車両が、屋内や屋外の一時置場で管理されることが多いそうです。

一時置場での車両の位置は、ホワイトボードとマグネットを使ったり、紙に記載する等、手動で何らかの管理をされていることは多いのですが、複数の技術担当者が関わるため、きちんと運用しきれずに、結局、その都度対象車両を探すムダが発生しています。

ラインアウト後の車両の位置管理

元々生産ラインに入っていた車両が、キズや不備等が発見されたことにより、ラインアウトする場合があります。決まった生産ラインから外れた車両は、工場内の空きスペースや一時置場に保管され、出荷までの間に各車でそれぞれ違った作業工程(キズ補修、各種試験、工程待ち等)があり、その度に車両を探すムダが発生しています。

ディーラー到着までのトレース

自動車メーカーによっては、製造工場の出荷までではなく、整備工場を経てディーラーまでトレースしていることがあり、各所でバーコードを読む手間が発生しています。

Xeye自動測位ユニット(XAPU)を活用した車両位置管理方法

運用イメージ

Xeye自動測位ユニットの車両取付イメージ

<用意するもの> Xeye自動測位ユニット(XAPU)、スマートフォン、BLEビーコン(屋内の場合)

  1. 管理したい対象車両にXeye自動測位ユニット(以下、XAPU)を設置し、スマートフォンアプリを使って車両情報と紐づけて登録しておく。
  2. 車両を移動させた時に、XAPUの加速度センサが移動を検知し、一定期間静止した時のみ、自動でGPSの位置情報を取得し、XAPUのIDと紐づけて、データをクラウドへ送信する。
  3. 屋内などGPSの位置情報が取得出来ない場所での位置登録はビーコンの情報が位置情報として登録される。
  4. どの車両がどこにあるかが、マップや一覧で可視化される。
  5. 4を確認すれば、対象車両や空きスペースを探すムダがなくなる

<保管場所が屋外の場合の表示イメージ>

保管場所が屋外の場合のXeye(クロスアイ)画面

<保管場所が屋内の場合の表示イメージ>

Xeye(クロスアイ)のマップ表示画面例

特長

  • 工場内の大がかりな電気工事や配置換えが不要
  • XAPUは電池駆動のため、試作段階や生産途中の車両等、電力供給の無い車両でも、設置するだけで自動的に位置を測位できる。
  • 屋外ではGPSを、屋内ではビーコンの電波を取得して位置を測位するため、屋外屋内のいずれに車両を置いても、シームレスに運用できる。
  • 車両の出荷をした後に、XAPUを他の車両と紐づけ直して、再利用が可能。

車両製造現場での車両管理にお困りのお客様はお気軽にお問い合わせ下さい!

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