コラム
「道具としての車両」と「商品としての車両」…それぞれどんな管理が必要?
一般的には「商用車」「社用車」が「自家用車」と区別して語られることが多いですが、本記事では「(商売)道具としての車両」と「商品としての車両」の2つに分類し、それぞれの課題やニーズの違い、適した管理方法を探ります。
もくじ
「道具」と「商品」への分類
道具としての車両 | 商品としての車両 | |
業種・職種(例) |
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「道具としての車両」とは
いわゆる「商用車」や「社用車」として定義される、旅客輸送用のバス・タクシーや、物流用のトラック、その他、営業担当者が利用する営業車等を指します。
何かしらのサービスを提供するための手段や、業務を遂行するための道具として使用している車両のことです。
「商品としての車両」とは
商品として売買される対象となる車両のことを指します。
具体的には車両の製造業者、納車整備業者、ディーラーや中古車売買業者等によって取り扱われる対象の車両で、個人や法人等の買い手の所有物となる以前の車両のことです。
課題やニーズの違い
「道具としての車両」と「商品としての車両」では、用途が異なるため、取り扱う業者の課題やニーズも異なります。
道具としての車両 | 商品としての車両 | |
課題・ニーズ(例) |
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システムによる管理方法
道具としての車両 | 商品としての車両 | |
管理するためのシステムやデバイス(例) |
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「道具としての車両」に適したシステム
「道具としての車両」の管理に役立つシステムは、現在多数提供されています。
各々機能や特長はシステムによって細かく異なるため、自社が最も解決したい課題やシステム導入の目的を明確化して選択する必要があります。
シガーソケットに差し込むタイプのGPSや、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダーのような車載デバイスと連携し、下記のような機能が搭載されていることが多いです。
- リアルタイム運行管理
- 走行履歴の記録や、リアルタイム位置表示
- 車両管理台帳のシステム化、一元管理
- ドライバー情報のシステム化、一元管理
- 日報作成の自動化
- エコドライブ、安全運転サポート
「商品としての車両」に適したシステム
一方で、「商品としての車両」はどのように管理すれば良いのでしょうか。
「道具としての車両」を管理するシステムでは、一部機能が使えなかったり、
オーバースペックで余分な費用負担になってしまうリスクがあります。
理由は以下の通りです。
- 特定のドライバーが不在(ドライバー情報管理が不要)
- 工場や倉庫内での走行履歴が不要
- デバイスを利用するための安定的な電源供給が無い
そのため、「商品としての車両」を管理するには、下記のようなシステムが適しています。
- 電源不要でGPS等の測位が可能なデバイスとの連携
- RFIDやバーコードと、専用リーダーやスマートフォンを活用
- 在庫管理システムや工程管理システムの活用
一口に「車両管理」と言っても、目的や用途によって管理する方法、
適したシステムが異なることが分かります。
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