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GPS等の衛星電波を活用した屋外の物品位置管理

GPS衛星

スマートフォンやカーナビ等、身近に利用されている、GPS等の衛星電波を使った位置情報システム。
それらを活用した、屋外での物品の位置管理方法についてご紹介します。

そもそもGPSとは?

「GPS」とは「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略称で、アメリカ合衆国が運用する衛星測位システムのことを指します。人工衛星から発信された電波を使って地球上の位置を特定することができ、現在では世界的に利用されています。日本語では「全地球測位システム」と訳されます。

また、測位に利用出来る衛星システムはアメリカのGPS以外に、ロシアの「GLONASS」、EUの「Galileo」、日本の「みちびき(準天頂衛星システム)」等があり、それらを総称して「GNSS(Global Navigation Satellite System)」と言います。

屋外の物品位置管理が必要な場面

製造現場や工事現場等、屋外で物品の位置管理が必要になる場面は多数あります。

  • コンクリート製品、木材、バス・トラックの製造等、大きな製品や資材が屋外で一時的に保管される場面
  • 建設機械や工事用機械等をレンタルしていて、どの現場にどの機械があるかを把握したい場面
  • 工事現場等で鉄筋や型枠が数多く置かれていて、必要なモノがどこにあるか分からなくなっている場面

等々

GPS等の衛星電波を活用して屋外で物品の位置を管理する方法

①GPSの受信機能がついた装置を物品に取り付けて位置管理する方法

屋外で物品の位置を管理したい場合に、まず思いつくのが、管理対象物にGPS受信機を取り付ける方法かもしれません。
このような装置を物品に取り付けておけば、いつでもリアルタイムに何がどこにあるかを把握することが可能です。

GPSの受信機能がついた装置

【メリット】

  • 管理対象物に取り付けておくだけで自動的に位置を管理できる

【デメリット】

  • 電力消費が大きい(→電源供給が可能なモノや、こまめに充電できる環境であれば問題無い)
  • 管理対象物の数だけ装置が必要になるため、費用がかかる

②スマートフォンの位置情報を使って管理する方法

管理対象物には、電力が不要なQRコードやICタグを貼り付けておき、移動した時に、移動させた人が持っているスマートフォンでそれらを読み取ります。
その際に、スマートフォンで受信したGPS等の衛星電波や携帯電話の基地局等から算出した位置情報のデータを、スマートフォンの通信を利用してクラウド等に送信します。

スマートフォンの位置情報を使って管理する方法

【メリット】

  • 管理対象物側に電力が不要
  • 専用装置が不要のため、費用が抑えられる
  • 携帯電話の基地局やWi-Fi等によって補正が入るため、GPSの衛星電波だけを使うよりも位置情報の精度が高い

【デメリット】

  • 移動のたびに、人がスマートフォンで読取作業を行う必要がある
  • 管理対象物が勝手に移動したり、盗難された場合に位置が分からなくなる

Xeye(クロスアイ)を使った屋外での物品位置管理

『物品位置管理IoTサービスXeye(クロスアイ)』では、前述のいずれの方法でも運用可能なサービスを展開しています。

さらに、Xeyeの専用端末であるXeye自動測位ユニットは、加速度センサを搭載しており、管理対象物が移動して一定時間静止した時のみ、GPS等の衛星電波を受信し、位置情報をクラウドに送信します。
そのため圧倒的な省電力化を実現しており、①のデメリットとして挙げていた、電力消費が大きいという課題にも対応しています。

Xeye自動測位ユニット


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