コラム
車両の鍵をARで管理する方法
『物品位置管理IoTサービスXeye』は車両を取り扱う企業様で多数導入頂いております。
車両本体のロケーション管理にご利用頂くことがメインとなりますが、合わせて車両の鍵を管理したいというお声も頂きます。そこで、車両本体の位置管理システムに、カスタマイズすることで対応可能な鍵の管理方法についてご紹介します。
もくじ
車両の鍵管理が必要な場面
自動車ディーラー様や納車整備事業者様では、100台を超える多数の車両を敷地内に保管しています。そのため、車両本体だけでなく、車両の鍵管理も煩雑になりがちです。
また、車両が敷き詰めて置かれることが多く、1つの車両を移動する際に、前後左右の車両も同時に動かす必要があり、対象車両の鍵だけでなく周辺車両の鍵も持ち出しておかないといけない場面が多いです。
管理実態の例
お客様からお聞きした鍵管理の実態について例をご紹介します。
A社:鍵にプラスチックの鍵札を付けて、車台番号、車種等を手書きで記入して管理しているが、300台分の鍵の中から対象の鍵を探すのに時間がかかる。鍵の持ち出し状況がリアルタイムで把握できない。
B社:車両の置き場を大まかにエリア分けし、そのエリアごとに鍵を缶に入れたり、束ねたりして管理しているため、車両を動かす際に、大量の鍵をまとめて持ち出さなければならない。
C社:鍵ボックスに収納して管理しているが、持ち出し、返却状況の把握や、棚卸し作業に時間がかかる。
ARを活用した鍵管理方法
運用イメージ
- 車両番号(車体番号や管理用番号等)のバーコードを付けた車両の鍵とARマーカーをAndroidスマートフォンで紐づける
- ロッカーにARマーカーが見えるように鍵を吊り下げて収納する
- 移動対象の車両番号をスマートフォンアプリに入力し、スマートフォンのカメラをロッカーにかざすと、画面内で対象のARマーカーが光る
- 光ったARマーカーが付いたキーホルダーを取り出す
- 車両の鍵を使用した後は、ロッカーの空いているところに鍵を返却
メリット
- キーホルダーにARマーカーを付けることで管理できるため、鍵管理システム専用の鍵ボックスやロッカーの購入が不要
- 鍵をロッカー内の決められた場所に返却する手間がない
- 対象車両の近くに置かれている車両の鍵を簡単にまとめて持ち出せる
デメリット
- ARマーカーを正面に向ける必要がある(カメラで読み取るため、重なったりするのはNG)
- スマートフォンやタブレット等のカメラの視野角に入るように鍵を並べる必要がある
導入事例
Xeyeのカスタマイズ対応で鍵管理機能を追加した事例をご紹介します。
詳細は下記記事をご覧頂き、ARを活用した鍵管理の参考にして頂けますと幸いです。
鍵の管理以外にも、Xeyeではお客様のご要望に合わせたカスタマイズ対応が可能です。
ご質問やご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。